【 APPENDIX 2 】
HID Usage ID について
キーが不明だった場合、HID Usage ID モニタモード で実際のキーボードを |
① キーレイアウト設定ファイル(O_Layout.txt)での通常キーの指定
2桁または3桁の16進数で指定します。キーID と修飾キーをひとつなぎで指定します。
キーIDは必ず2桁です。1桁の場合(例:4)には先頭に0を付けて下さい。(例:04)
英数文字指定と日本語文字HIDダイレクト指定で使用出来ます。
例2の場合、修飾キーは2ですので、シフトキーを押しながら「A」のキーを押すことを示します。修飾キーは1桁のみです。(左側修飾キーのみ)
キーボード毎のキーIDは以下「各キーボードのHID Usage ID について」を、修飾キーの詳細については以下「修飾キー」を参照下さい。
② キーレイアウト設定ファイル (O_Layout.txt)日本語/英語切替キーでの指定
F1,F2 で示される日本語/英語切替キーについては、キーID と修飾キーはそれぞれ別々に2桁の16進数で指定します。
例)説明のための参考例です
修飾キーは2桁で指定します。2桁で指定することで、左右の修飾キーを区別して指定することが出来ます。
キーボード毎のキーIDは以下「各キーボードのHID Usage ID について」を、修飾キーの詳細については以下「修飾キー」を参照下さい。
参考までに以下にキーボードの種類毎のHID Usage KeyIDを示します。
青い字はそのキーを単独で押した時の修飾キーです。
以下で不明だった場合、OyaConvのHID Usage ID モニタモード で実際のキーボードを使いながらUsage Key IDの確認が可能です。
Ctrl, Shift, Alt, Win, command などのキー(修飾キー)を押しながら打鍵した場合の指定方法です。
OyaConv の場合、上述の通り、
キーレイアウト設定ファイル(O_Layout.txt) 通常のキー指定 |
16進数1桁 |
キーレイアウト設定ファイル(O_Layout.txt) 日本語/英数切り替えキー指定 |
16進数2桁 |
の桁数で指定します。
修飾キー固有のキーコードは以下の16進数です。
Windows | Mac | 修飾キー |
Ctrl | control | 1 |
Shift | shift | 2 |
Alt | alt option | 4 |
Win | command | 8 |
キーレイアウト設定ファイル(O_Layout.txt)の場合、16進数1桁のみ(左側修飾キーのみ)のため、上記の数字またはその組み合わせで修飾キーを表します。
例)
Mac で shift キーを押した時・・・・・・2
Windows で Alt キーを押した時・・・・ 4
Windows で Shift+Ctrl キー・・・・・・3
Windows で Alt +Ctrl キー・・・・・・ 5
Windows で Win +Shift キー・・・・・ A
Mac で shift + alt option キー・・・・・6
複数の修飾キーを同時に押した場合は、押された修飾キーの値を16進数で足した値です。(フリーソフトの関数電卓で計算すると簡単です)
日本語/英数切り替えキー指定の場合、16進数2桁で左右の修飾キーの区別をします。
上位の桁が右側の修飾キー、下位の桁が左側の修飾キーになります。(上記キーボード図も参照下さい)
例)
Mac で 左shift キーを押した時・・・・・02
Windows で 左Alt キーを押した時・・・ 04
Windows で 左Shift+左Ctrl キー・・・・03
Mac で 右shift キーを押した時・・・・・20
Windows で 右Shift+左Ctrl キー・・・・21
Mac で 右control+左shift キー・・・・・12
キーボードの信号を受けるパソコン(タブレット,スマホ)側の設定によって、同じ記号でも以下のように違いがあります。
これは、キーボードから送る記号の違いではなく、キーボードの記号を受ける側の違いです。
例えば、”[” という文字を画面に出す場合には、パソコン側の設定が「JISキーボード」になっていれば「30(HEX)」を、「USキーボード」になっていれば「2F(HEX)」を、キーボード(OyaConv)からパソコンへ送る必要があります。
下図の青い背景の記号は、JISでもUSでも同じである記号です。それ以外の記号はJISとUSとでは異なる記号となります。
パソコン側JIS/US キーボード設定による記号の違い