SDカードから OyaConv へ詳細設定を読み込むと、読み込んだ状況がログファイル(OYALOG.TXT)としてSDカードに作成されます。
ログファイルは、OyaConv が作成するテキスト形式のファイルです。メモ帳等で閲覧することが出来ます。ログファイルは、もしエラーがあった場合、どこにどのようなエラーがあったかをテキスト形式で記録しています。
ログファイルを確認することで、レイアウト(O_Layout.txt) オプション(O_Config.txt)設定の読み込み状況をチェック出来ます。
SDカードが全て正常に読み出されると、ブザーが3回長く鳴り(ピー・ピー・ピー)電源LED、親指LEDが消えます。
SDカード読み出しにエラーがあった場合、ブザーが短く鳴り(ピピピ!)電源LEDと親指LEDが交互に点灯します。この場合、設定ログファイルを確認下さい。
ログファイル(OYALOG.TXT)のタイムスタンプ(更新日時) は、常に 2000/01/01 1:00 です。これは OyaConv がカレンダーを持っていないためで、故障ではありません。
SDカードが全て正常に読み出されると、ブザーが3回長く鳴り(ピー・ピー・ピー)電源LED、親指LEDが消えます。
SDカード読み出しにエラーがあった場合、ブザーが短く鳴り(ピピピ!)電源LEDと親指LEDが交互に点灯します。この場合、設定ログファイルを確認下さい。
ログファイル(OYALOG.TXT)のタイムスタンプ(更新日時) は、常に 2000/01/01 1:00 です。これは OyaConv がカレンダーを持っていないためで、故障ではありません。
1.設定が全て正常に読み込まれた場合
オプション設定ログ(前半)とキーレイアウト設定ログ(後半)に分かれています。冒頭の、
3: Load Complete. -->T1=400
は、設定行3行目の識別子「T1」の値が「400」として正常に読み込まれ、設定されたことを示しています。
2.オプション設定(O_Config.txt)に異常があった場合
オプション設定ファイルに異常があった場合の例です。異常があった場合、エラー番号(ここでは[ERR009])が表示されます。
3: [ERR009] Max Limit over -->T1=4000
は、設定行3行目の識別子「T1」の値が最大値よりも大きかったため設定できなかったことを示しています。
O_Config.txt をメモ帳等で開き、3行目の値を確認・修正下さい。
その次の行で、
O_Config.txt をメモ帳等で開き、3行目の値を確認・修正下さい。
その次の行で、
3: Load Complete. -->T1=2000
となっているのは、設定しようとした「T1」の値が最大値を超えていたため、代わりに「T1」に最大値を設定したことを示しています。
なお、オプション設定では最小・最大値エラーに限り、このように最小・最大値を自動的に入れ替えて設定します。それ以外のエラーでは、その項目の設定は行われません。
また、正常な設定項目は、他の設定項目でエラーが出ていても設定されます。
エラー番号については、下記「3.設定エラー番号一覧」を参照下さい。
なお、オプション設定では最小・最大値エラーに限り、このように最小・最大値を自動的に入れ替えて設定します。それ以外のエラーでは、その項目の設定は行われません。
また、正常な設定項目は、他の設定項目でエラーが出ていても設定されます。
エラー番号については、下記「3.設定エラー番号一覧」を参照下さい。
3.キーレイアウト設定(O_Layout.txt)に異常があった場合
キーレイアウト設定ファイルに異常があった場合の例です。異常があった場合、エラー(ここでは[ERR004])が表示されます。
17: Col=3 [ERR004] Key Table characters length too long.
は、O_Layout.txt 17行目の3カラム目に異常があり、の設定文字の長さが長いことを示しています。
O_Layout.txt をメモ帳等で開き、17行目の3カラム目を確認・修正下さい。
カラムとは、下図のように、キーレイアウト設定行でカンマ( ,)で区切られた設定項目です。
O_Layout.txt をメモ帳等で開き、17行目の3カラム目を確認・修正下さい。
カラムとは、下図のように、キーレイアウト設定行でカンマ( ,)で区切られた設定項目です。
キーレイアウト設定ファイルは、どれか一つでもエラーがあった場合、キーレイアウトの整合性を保つため、全てのキーレイアウト設定が無効になります。この点はオプション設定と異なりますのでご注意下さい。
エラー番号につきましては、下記「4.設定エラー番号一覧」を参照下さい。
4.設定エラー番号一覧
番 号 | 内 容 | 種 別 |
[ERR001] | O_Layout.txt がありません。 |
レイアウト |
[ERR002] | O_Config.txt がありません。 |
オプション |
[ERR003] |
カラム数が合っていません。
エラー発生行のカラムの数を確認下さい。
|
レイアウト |
[ERR004] | HID Usage ID 文字数をオーバーしています。 十進数3桁までを指定下さい。 |
レイアウト |
[ERR005] | HID Usage ID 指定エラー HID Usage ID が指定されていることを確認下さい。 |
レイアウト |
[ERR006] | レイアウト文字エラー 半角英数(ASCII)が指定されているか確認下さい。 全角文字、半角カナは使用できません。 |
レイアウト |
[ERR007] | レイアウト文字数が長すぎます 4文字までを指定下さい |
レイアウト |
[ERR008] | オプション設定値が半角数字ではありません。 全角文字は使用できませんのでご注意下さい。 |
オプション |
[ERR009] | オプション設定最大値よりも大きい値です。 オプション設定項目(識別子)の最大値を確認下さい。 |
オプション |
[ERR010] | オプション設定最小値よりも小さい値です。 オプション設定項目(識別子)の最小値を確認下さい。 |
オプション |
※全角スペース文字の誤入力は、空白文字のため見つけにくいのでご注意下さい。カーソルを移動するか、検索機能を使うことで確認が出来ます。
実際にキーボード上のキーを押して、そのキーの HID Usage ID の番号を確認するためのモードです。
メモ帳等テキストエディタを利用してHID Usage ID 番号を表示します。
※このモードに入ると、Enter 含め一切のキーボード操作は出来なくなりますので、ご注意下さい。
① メモ帳等テキストエディタを開き、アクティブ(カーソルが表示されている状態)にします。
この画面にHID Usage ID が表示されます。
この画面にHID Usage ID が表示されます。
② 確認したいキーボードをキーボード側USB端子へ接続します。
③ SDカードが奥まで入っていないことを確認します。
④ 親指ボタンを押し続けます。
⑤ PC側USBケーブルを挿入します。(親指ボタンは離さないで下さい)
③ SDカードが奥まで入っていないことを確認します。
④ 親指ボタンを押し続けます。
⑤ PC側USBケーブルを挿入します。(親指ボタンは離さないで下さい)
④ 親指ボタンのランプが点滅することを確認したら、親指ボタンを離します。
⑤ 再度、親指ボタンを長押しします
⑤ 再度、親指ボタンを長押しします
⑥ 親指ボタンランプが消え、電源ランプが点滅することを確認したら、親指ボタンを離します。
HID Usage ID を確認する
上記準備が出来たら、確認したいキーボード上のキーを押します。
最初に開いたメモ帳等の画面上に、キーを押すたびにHID Usage ID が順次表示されます。
確認が終了したら、PC側のUSBプラグを抜き、 HID Usage ID 確認モードを終了します。
本体でエラーが発生した場合、電源LEDと親指ボタンLEDが点滅することでエラーを知らせます。
エラーの種別は、電源LEDと親指ボタンLED、それぞれの点滅回数で区別しています。
下表をご参照の上、対処下さい。
下表をご参照の上、対処下さい。
電源LED 点滅回数 |
親指ボタン LED点滅回数 |
エラー内容 |
1 | 1 | SDカード設定データ異常です。 ログファイル(OYALOG.TXT)の内容を確認して下さい。 |
1 | 2 | SDカード初期化エラー SDカードを一度抜き、再度挿して下さい。 PC側USBプラグを一度抜いて、もう一度挿して下さい。 |
1 | 3 | ログファイルオープンエラー iPhone,iPad をご使用の場合、モバイルバッテリー またはACアダプタを接続しているかをご確認下さい。 |
2 | 1 | USBホスト初期化エラー 本体エラーです。サポートまでご連絡下さい。 |